年に一度、夏の大潮の日それはやってくる。
それが同じ夜に一斉に産卵する珊瑚の産卵を狙った捕食行動なのか、それ以外の目的があるのか、L.J.にはわからない。だから今日も海に潜る。
寒天質の体はどこまでも続き、陽光に透けるさまは幻想的としかいいようがない。
異様なフォルム、ぐにゃぐにゃとやわらかい水分ばかりの体は、深海の生まれを思わせるが、これだけの体躯を育む餌が果たしてあるのだろうか(何を摂っているかは知らないけれど。そもそも口がどこにあるのかさえわからないのだ)。この浅海のほうがよほど住みよい世界と思えるのに。ただ、そうであればすぐに人によって発見されただろうとも思う。一度捕まえてしまえば、二度と出会えるか怪しいというのに。この個体が、昨年会ったそれと同じものなのか、同種の別個体なのか、今は判断するすべがない。
ただ、ほかの場所にはいない。
それだけは確信をもって言える。世界中の海を知る父もそう言っていた。
この入り江、L.J.が住むこの場所で、L.J.と死んだ父だけがこの生き物を知っているのだ。
(昔の海洋小説風に)
夏になるとどうも水中絵の一枚も描かんといかんような心持になる。 これは、七夕から連想して出来たもの。
もとはちょっと力が強いだけのおとなしい生物(cf.『第9地区』のクリスみたいな)
が、人間に捕まって色々されて生物兵器というか雑兵に。
(略)で、色々あって近くの軍事施設に収容されていた、異常に精神間能力の高い女の子と交信できるようになる。
(ものすごく略)人間に反乱を起こす。そのとき女の子を庇って、腕を失う。(脱皮のときまた生えるけど)
クライマックス、脱出口を前にして追いつかれる二人。パワーローダーか何かに吹き飛ばされる人外。あわや、というところで、(感応力のために肉を食べることすら拒否してきた)女の子が、銃をとって追っ手の人間を殺す。女の子に手を引かれて外に出る人外。
陽光を浴びて笑いあう二人。
みたいなところまで孟宗竹が育ちました。
Eptatretus ingensは Eptatretus属としては非常に大きく成長する種である。
(略)その最も特異な点は、Apogon属に類似した構内保育を行うことにある。雄は食道の一部を発達させた巨大な孵化嚢を備え、一期につき80~150個の受精卵および稚魚を育てる。
同時性雌雄同体であり、広大な海底域(60m~80m程度を深限とする)において、運よく遭遇した同種固体のホルモン刺激により性を決定すると考えられている。雄となった固体は、(略)体表刺激により精子を放出、帯状の卵塊を吸入する。このとき受精卵はtep=stutes(λ)を含む粘液を滲出するため、これが促進剤および保護膜となって育児嚢が発達する。
(略)
ここでMünchhausen暦1500年に記録された驚嘆すべき事例を挙げたい。
親領moles県東海において、この育児嚢から人間の少女が生きたまま発見されたという。少女は推定12歳、"蛮民風でない骨相に異様に青白くふやけた皮膚"をもち、"忌まわしい魚類から離そうとすると猛烈な蛮行を"はたらいたと記されている。残念ながら今世紀の我々を満足させうるような、詳細な記録はそこにはなく、神の慈悲の目にかなう生き物かいなかという議論が続くのみである。
浅瀬を好む種とはいえ、海中生物の体内で生存していたことから、胎児の時代に何らかの事故によりこの個体に飲み込まれ(母体の捕食か)、肺粘膜による水中呼吸を行っていたと推測される。だが、惜しむらくは当の少女が"救出"からまもなく失踪、さらにその際の騒動により Eptatretus ingens固体の標本も著しく損壊し、現存していないことである。
この不運に際し、後世の私達は稀有な素材を失ったことを嘆かずにはいられない。ただ、かくなるうえには、自然の慈悲と科学による啓蒙を願って筆をおく。
古博物誌研究者Karmesinの手記より
固有名詞をみると、私がいかにえーかげんなホラを吹いているかよくわかりますね。
何がなんだかわかりませんが、とりあえずSunday lover 好きです
だから低年齢の多い手ブロでスキンヘッドはやめとけとあれほど…!
いつだって自分の欲望に(だけ)忠実なレシプロ自転車です。
逆間接直立歩行のロボっていいよね。
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