山の彼方のその向こう

今更な情報ですけど Yaplog! がサービス終了するんですって!

うわー大好きな東仙サイトあるのに…つらすぎる……保管庫としてだけでも残ってほしかった。ことばの綺羅と志のケレン(つまりちゅうにというやつである)の煌く、珠玉の作品がただ失われていくのは惜しいよ。

 

ブライアン

―――という訳で読み返してきた。

いや私だけの記憶に留めたって仕方ないんだけどさ、でも私ができることないじゃん。なので皆様各自早目に見返しておいてください。本当はつくり手本人が何らかの手段でどこかに保存してくださるのが一番いいんだけど。

 

こういうのねー作品だけじゃなく現代の民俗史料・生活史料・社会学的ソースとしての価値があるんだけど、どんどん消滅していくんだよね。ネットサービスの特性とはいえ、儚い。あとジャンプ感想はふつーにお前んとこの財産だぞ!アーカイブしろジャンプ編集部!(即時性が命の雑誌になにを)

 

 

読み返した感想

対象が何であれ、ひとが強く好いたものについて心を尽くして語ることばはたいへんに胸を打つもの。冴えた目とセンスあるいはローカルチャー教養によって濾過された物語あるいはそのキャラクターの群像劇は密度が高くて面白い。後に私が読んでも”ステレオタイプ救出劇展開にハッタリとキャラ萌のっけてしかも事態の先延ばしに次ぐ先延ばし"としか思えなかった展開が、書き手の愛で行間を埋められてキャラが活き活きと動いてる感がある。とても好ましい。ありがとうありがとう。あなたの目と手を経た彼らがいとおしいです。

 

 

東仙はさぁ…自他に対して争え戦えとは言わないくせに殲滅せよと躊躇いなく命じ―裏表の二面性ではなく同じ地平にそれがある。デフォルトで他者を選別してる―それをなさしめるって、すごい欺瞞だよねぇ。なんてろくでなしなんだ。(すき)

ところでアニメ感想もあって東仙の声についてポロポロ出てくるんだけど、あれ?ひょっとして東仙とハッシャの声って同じ人…?―いやggれば2分でわかるんだけど面白いので疑惑のままで行こうと思います。

イメージとしては全然違うんだけど。ハッシャの声、たしか凶悪そうな、粘りと中途半端な低さのある声だったよね?(めちゃめちゃおぼろ気)東仙は聞いたことないけどもっとやわらかい…しなやかなハリのある声がいいです。(いいですてお前…)でも"意外と悪人声"ってのも面白いのでまぁ何でもいいです。今更だし。

あっいしだくんが石田ナントカという人なのは知ってる(確証なし・ggる気なし)。

 

―……"誰かが丹念に整えてきたものはその出自によらず尊い"という話をしてたのに、どうして粗雑な手つきでそれを扱ってしまうかな。

閑話休題

 

 

ともかく、先人の功績には頭が上がりません。ありがとうございました。そして願わくはこれを読んだ人が自分の足跡をすこし惜しんでくださいますように。それは後進のインスピレーションの源泉や宝物になりうる大事なマテリアルです。