勿論わたしは夏休みなんかじゃありません。でもなんか近所と職場と近所で花火大会やっててなんか熱にうかされたっていうか。
なんかつい、世の中が浮かれてるのにつられてトリブラの電子版を買ってしまいました。まとめて。(今安売りしてるでよ )
そんで「聖女の烙印」読んで号泣ですよ。…バカじゃねーかこのおとな。
ほんと原作読んだの10年ぶりとかで。九条先生がどうにかした後にまとめて目通せばいいやくらいに投げてたんですけどねー。うおー
やっぱこれ好きだわってなりました。大きな物語と消費対象であるところの小さなエピソードの割りが絶妙でですね。オモチャめいてわざとテンプレ化したらしい人物造形とかとってつけたようなギャグシーンとか、正直苦手だったのに(その点は、もういっそ漫画描写に徹してる九条版のほうが取っつきやすい・洗練されてるとか思ってたんだけど)、今見返したら良くぞそこで作品を撓めたなって思いました。そのおかげで物語が重層化してるし。作品を作り続ける戦略があって、ちゃんと適当な戦術も択べるってすごくないですか。すごいです。
吉田先生容赦ない。
でもアレだ、RAMの後ろの方とか初めて読んだんですけど、正直、なんだ、魔術師…なにこのこ(ドン引き)…
・マタイが予想以上にアッパーだった
・ アグネスとアニエスってどっちもagnesだからなんか入り組んだ引っ掛けが提示されるんだろうと思ってたらそうでもなかった
・Winter Frau って何で"フラウ"にしたんだろう。ちゅうにびょう症状古語好みと雰囲気(精霊ってなんか純潔とかそーゆー方向っぽい)からしたらFräulein選びそうなもんじゃない?長いから?
・ガリバルディとヨハンナって、ひょっとしてファストルフ博士とヴァジリアの関係へのオマージュ?
・“ミマール・スィナン” といえば 、オスマントルコの天才建築家じゃねーか用語集にはちゃんと書いとけやぁ!って思うくらいには好きですスレイマニエ・モスク