Breaking hearts again, oh dear friend

描いといてなんですが、乱菊があのチェ－ンを手放すのはちょっと嫌だなと思いました（笑）

師匠もどんだけお着替えさせてもあれは外さないし。ともかくも大事なもんなんだなと刷り込まれたわけです。大昔「あれはギンが神槍の端っこをちぎって作ったもので云々」みたいな二次設定なんかも―それ自体は別に妥当とも物凄くおいしい設定とも思わなかったんですが―読んだりしましたし。

 

 

そういう、アイデンティティの要(漫画表現的な意味でも)になるようなものを、自ら他者の手に委ねる、という行為がはたして成しえるものなんかと。乱菊というキャラクタの場合、ありえるのか。ってとこにすごく違和感を感じた訳ですが。

 

…でも乱七ならそれはありなんだなと。一周回って日和ました。

いや私が乱七好きなだけで別にギン乱好きは市丸ギンで、日乱好きは日番谷で乱雛好きは(略 で考えればいいと思うんですけど、

そういう、距離をなくして自己を丸ごと相手に預けるような関係って、女の子同士のほうが結びやすいんじゃないかなと。

 もちろん、愛情自体は二者の間に力の格差がなければ生じない(久保てんてー絶対トゥアンの論使ってるよね！)といってもいいのだけど、力の格差の在る二者間においてはその立ち位置/関係の結び方って扶助と依存の役割分担にならざるわえない。(表現というか描写についてはね)

 

だけれども、市丸ギンが失われることで、乱菊の被庇護者(被支配者)としての立場は一旦失われた。

 

その上で、再び、同様の"力の及ばない相手""その思惑を完璧に把握するのが不可能な相手"に自己を埋没させることができるどうか。一旦は"庇護され得なかった者"としてアイデンティファイした自己を、力の格差のある相手に対して再び、自ら放擲できるものなのかと。

 

いや、物語としては、そこで自分と相手との間にある構造をほったらかしてその相手という一個人というか一個の魂に自分を賭ける、という選択も面白くはあるんですけど。

 

それよりも、副隊長とかそういう点で対等で、何よりも片務的な関係では継続し得ない(いちおね) 友人関係を築きえた(二次設定)七緒のが、安んじて依存できるんじゃないかと。同性の友人間でなら、依存は永続的なものではなく、よしんば一方の依存があったとしても、必ずどこかでその返済を行いうるものだから(というかそれができなきゃ友人やってないだろ普通、っていう)。なおかつ、模範生的人格の七緒だからこそ、その行為は予想の範疇内にあるし、本当にずるいことはしない。理解しきれるし、その理解の範囲内で信頼できる。悪く言えば純粋培養ゆえの性格の明快さが、安心をもたらすんじゃないかと。

(例えば、茶渡を始末しようとしたのも、いわゆるサイコパス的な予想不可能な冷酷さではなくて、瀞霊邸の道理<人間の魂の軽さと秩序維持>を絶対視していたという単純さゆえじゃないかね)

 

わぁ原作内で乱菊と七緒の絡みが極端に少なくてかつ七緒の人格が掘り下げられたないことが逆に役に立ったよ！

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、これノースリーバーズだと絶対成立しないと思ってます。

特に東砕。

夜一様の痕跡をむやみに指摘したり毀損したりしたら、砕蜂は容赦なく相手の首引っこ抜きにかかります！そこがいいのだ!! 

 

 

ところで、↑の絵の反省点は乱菊さんの胸が小さいことです。すみません。

乱菊さんは、骨格とかは多分コーカソイドを意識してるっぽいのに胸だけは日本人グラビアアイドルみたいなアンバランスさがある(そこがなんかえろいなーと)。

 

何のことかっつーと、コーカソイドモデルは膨らみを成形するにあたってかならず丸を意識しますよね。したがって谷間は )( みたいになる。けれどもその辺のグラビアとかみると、ωみたいに真ん中が直線になってる。多分やわらかい触感の表現だと思うんですが。

　c.f. boob

　　　　巨乳

 

2018年追記：これ時代でだいぶかわるなー。今見たら両者に差がなくなってる。