are good girls suddenly the bad girls

なんか最近 あっちゃこっちゃ見てたんですけど。

百合好きの目覚めで せーらーむーん をあげてる人が結構いたんですね。

 

翻って、わたしはしかしその辺をまったく見てなかったんで全然ぴんとこなくて、じゃあ目覚めのきっかけって何だろうと。

まあ多分特定の何かってのはなくて、子供っておひめさまとか描くじゃないですか、その延長でずっとおんなのこが描く対象になってたんじゃないかと思うんですが(前振り)

 

その流れで思い出したけど、思い出せる最古の百合萌って、『すっくと狐』で弓弦が、「(友人をそんなにしてまで守りたがるなんて)やさしいの」とかって揶揄されたときに、「違うわ。私は実花だけが大事なの」って冷然と返したシーンだった気がする

(本題) 勿論、百合と意識してはいなかったけれども。百合って恋愛感情じゃなくてもいいんじゃねーかと思ってる今日この頃

模範人格の優等生の、特定の人間にかかわったときにだけ発露するエゴってのがツボ。な気がする。

 

でも逆も好きです。

それぞれがものっそい我の強い生きかたしてて、その我侭の過程で現れたほんのちょっとの接点において、誰かと許しあってるとか信頼してるとか。

 

『コレクターコレクター』の、ランプ・ニキ・ローザ みたいな。献身もいとわず自己の信念によって相手の存在と相手の成長を切望する人間+快楽にしろ実利面での搾取にしろ相手を利用する気しかないけどもでもセックスという相互行為によってちゃんと相手に贖いを果たせるビッチと骨の髄までヘテロなだけにビッチには応えられないけども愛情のやり取りにめっちゃ飢えてる不憫系。

つかティボール・フィッシャーおもろいよね。

 

 

PCDも皆で踊ってるとこの方がかわいいしさ。。。 Nicoleピンよりも6人/5人のほうが好き。いまだに脱退5人があつまってるとこ見るとほっこりするわ(Kim結婚おめでとう)

 

 

あと、最近読んだのだと北村薫の『夜の蝉』割とよかったです。

前半2/3くらいまでは「なんだよこのかーちゃんの本棚にあった昔のコバルト文庫みたいな紋切り型人物造形」って半目で見てたんですけど。…姉妹の話になったら筆致がちげぇぇぇぇぇぇ!

なんなの何この姉妹何なの、姉が妹に、初めての紅を(しかも目に見えない)ひいてやるとか、なんなのその切ない官能美!