菩薩と章魚と小学生

とてもくだらないことを考えています(通常運行)

「わたしが天に立つ」ポジション争奪総当たり戦とかギリシア式彫像の臍周りの曲線についてとか

 

そんな中でのコネタ。乱+七です。 (くだらないよ!)

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今日は卯の花隊長主催のヨガ教室の日です。

「まずはストレッチから始めましょう」
講師も務める卯の花隊長は、いつもの通り笑顔です。並びいる生徒の顔がひどく緊張しているようなのは、気のせいでしょうか。
「―――まあ、砕蜂隊長はやはりお見事ですこと」

「ちょっと見てよ、ネムの前屈。タダモンじゃないわね」
勿論、目が届かないところで、手を抜く生徒もいます。
「あっはっは、七緒アンタ頭もカタいけど身体も堅いのね」
「うるさいですよ!あなただってろくに伸びてないじゃないですか」
「だってあたし胸がつかえるんだもの」
「…っ」
「―――あらあら、松本さん意外に出来てませんね」
のしっ
「い゛っ」
「いけませんよ、我々身体が資本なのですから。有事の際には柔軟なんてしている暇はないでしょう、普段から慣らしておきませんと」
のしのしっ
「痛っ!いだだだだだだだ!!ちょっ、まっ」
(…一応、「重い」とか怒鳴らない分別はあるのね)


「あー酷い目に遭ったわ…」
「…無駄に口ばっかり動かしてるからですよ」
「そーなんだけどさぁ…
―――うわっねぇ!ちょっと見てよ。ネムがとんでもないことしてるわよ」
「だからそれが―――
うわぁ」
「あの子身体どうなってんのかしら」
「砕蜂隊長が張り合っちゃって、あーあ」
「むしろ、柔軟とか要らなくない?」




笑顔で膝乗りしてくる卯の花隊長希望。

 

ところでですね。昔山田風太郎だと思われる、骨がほとんどない(というか触知できない)少女との交情とその後の諸々を描いた短編を読んで、嗜好に大きく影響されたと思うのですが。「章魚のような」という言葉で形容される、ひとがましい弾力と硬さのないフリークス。でもタイトルが思い出せないんですよね・・・

 

今調べたら『蝋人』かな?いかんせん、物語の筋をまったく覚えてないので自信がないんですが。

 

ちなみに、山田風太郎だと勿論「畸形国」(多分)も大好きです。ブラウニングの怪物團ばりの派手さがたまりません。