愉しそうな

Nicole Scherzinger がとてもたのしそうです。

 

正直、音のほうはあんまり面白くないです。私があんまり好きではない構成。というかまんまLady GAGAのそれなわけですが。

 

映像も、こう、なんというか美だけでなく正(いやコンセプトはsuperBADGirlなんでしょうけど)を演出する、中心人物を崇めずにいてはならない、そういうつくりで。洗脳にも似たGAGAの販売戦略を思わせて、いまいちかなーと思ったのですが。

 

好きなものには甘いのです。

例えばうたっているMila Jovovichもそうなのですが、表情がものすっごく豊かだし魅力的。欲を言えばSigourney WeaverとかMilaみたいに"醜い"表情も見せてほしいとは思うんですけどね。

(Milaなんて犬の真似までするよ!)

 

あとダンス。Nicole単体でのPVでは比較的ダンス挿入シーン少なめだったと思うのですが、今回は戦闘シーンというかちょっと大目。これはやっぱり楽しい。いや周りに比したら蹴りとか甘いよ、って言われるかもしれませんが。楽しそうだからよし。

 

ところで。何かを見せるものとして、自分の楽しさにかまけて鑑賞者を疎かにするのは、最低のことだと思ってます。自分が鑑賞者のときに目の前でそれやられると褪める。だから高校の定期演奏会とか聴くのはあんまり好きじゃなかったりします。(高校の定演がすべてそうとはいわないけども、関係者が音楽以外の面で繋がりを持っていて無償で評価は無し、という状況では何かを生み出すのは無理じゃないのか。ちなみに"聴くのが好きじゃない"と"悪い""やってはいけない"は違います。楽しさのために演奏するのは、それ自体があるべきこと。)

 

けども、これはNicoleの楽しげな様子がこちらを楽しくする、という。もちろんとしてそれ以外も魅力的なんですけどね。

 

演者として、自分の感情(真否はどうでもいい)を鑑賞者に共感させる、というのは凄い技じゃないのか。

 

ところで、彼女たちは愉しいんでしょうか? 車に乗ってどこかへ行く、それが目的地に到達するという手段ではなく、行為それ自体が愉悦になるように、生活の手段としてでなく出演すること、歌うこと、踊ること、それらを見せることが意味を持つんでしょうか。それは私には理解できないけれども、そうであってそしてそれを実現しているとすれば、本当に驚嘆すべきことだと思います。

(だから何だ)

(だって凄いじゃないか)

 

どうでもいいですが、BMWのバイクは格好良いですね。バイオハザード3でもでてきましたが、プロダクトプレスメントに力いれてるんでしょうか。